【ネットワーク内にタイムサーバーを設置しよう!】 2003/01/10 ひめりん(K.Himeno)

 ネットワーク上で仕事を行うのが当たり前になってきたこの世の中で、
 ネットワークに接続されている各パソコンの時計が狂っていると何かと問題が出ます。
 また、一度設定してもパソコンの時計はかなり狂いやすい為、頻繁に合わせる必要が出てきます。
 そこで、ネットワーク内に時報の役目をするパソコン(タイムサーバー)を設置し、
 各パソコン(タイムクライアント)がその日時と同期をとるような仕組みを構築すると、
 ネットワーク内の全てのパソコンの時計を同じ日時に設定することができるようになります。


今回利用するソフトウェア等

  タイムサーバー用のOS:OS/2(サーバー系、クライアント系のどちらでも可)
              OS/2 WSeB や OS/2 Warp4 等

  タイムサーバーソフト :DAYTIME.ZIP
              Hobbes OS/2 Archive より入手が可能


  タイムクライアント側のOS:OS/2 及び Windows 等
                OS/2 Warp4 や Windows95/98/98SE/ME/NT/2000 等

  タイムクライアントソフト :DAYTIME.ZIP
                Hobbes OS/2 Archive より入手が可能

 ※DAYTIME.ZIPには、サーバー/クライアントの両方が入っています。


・タイムサーバーの設定1

 まず、タイムサーバー自身の時間を正しく設定&維持するために、
 親となるタイムサーバーと定期的に時間の同期を取る必要があります。
 そこで、タイムクライアントソフトである DAYTIME.EXE を使用します(常駐させます)。

 DAYTIME.EXE -c [同期を取る間隔(秒)] [親タイムサーバー]
 ログを記録したい場合は -l [ファイル名] を追加する。
 -d -t -s -u 等は、利用する親タイムサーバーに合わせて適宜設定する。

 例えば、下記のような場合は、
  親タイムサーバー:clock.nc.fukuoka-u.ac.jp
  同期を取る間隔:6時間(3600*6=21600秒)
  ログファイル名:daytime.log

 DAYTIME.EXE -l daytime.log -s -u -c 21600 clock.nc.fukuoka-u.ac.jp

 となりますので、
 この動作をするCMDファイルを作り、始動フォルダーに登録する等しておく。


・タイムサーバーの設定2

 次に、タイムサーバーとして動作させるため DAYTIMED.EXE を使用します(常駐させます)。

 DAYTIMED.EXE -S
 ログを記録したい場合は -l [ファイル名] を追加する。

 例えば、下記のような場合は、
  ログファイル名:daytimed.log

 DAYTIMED.EXE -l daytimed.log -S

 となりますので、
 この動作をするCMDファイルを作り、始動フォルダーに登録する等しておく。



・タイムクライアントの設定

 タイムサーバーの設定1と同様に設定する。
 Windows9x系のOSの場合も binnt 内の DAYTIME.EXE がそのまま使えます。

 例えば、下記のような場合は、
  タイムサーバー:192.168.0.1
  同期を取る間隔:無し(起動時に設定するのみ)
  ログファイル名:無し

 DAYTIME.EXE 192.168.0.1

 となりますので、
 この動作をするCMDファイル(BATファイル)を作り、始動フォルダー(スタートアップ)に登録する等しておく。



 以上で完了です。